持続可能な宇宙ビジネスを目指して
私たちは衛星ビジネスのリーディングカンパニーとして、地球・宇宙という二つの環境への責任を重視しています。独自に制定した「Green Spacecraft Standard」では、衛星の量産製造における環境負荷の低減や、打ち上げから運用終了まで衛星のライフサイクル全体でのスペースデブリ化防止などについてのガイドラインを策定。積極的なサステナビリティへの貢献を通じて、宇宙環境先進企業となることを宣言しています。
Green Spacecraft Standard
開発から廃棄(軌道離脱)まで。
衛星ライフサイクル全体を包括するサステナビリティへの対応
Green Spacecraft Standardとは、当社が策定・公開する宇宙サステナビリティに関する自社標準です。衛星システムの企画・設計から製造・運用・廃棄に至るまで、衛星のライフサイクル全体を対象に、持続可能な宇宙利用の実現に向けたガイドラインを定めています。
当社は、2024年に打ち上げたAxelLiner実証衛星「PYXIS」以降、開発する全ての自社衛星に本基準を適用しています。また、国際的な研究・規制・標準化の動向を踏まえながら、本基準のさらなる発展に向けた改訂にも取り組んでいます。
さらに、より多くの宇宙事業者による本基準の活用を促進するとともに、国際的なルール形成への継続的な参画を通じて、業界全体のサステナビリティ向上と、持続可能な宇宙ビジネスの定着に貢献してまいります。
グリーン製造の実現
調達や輸送を含む、衛星の製造フェーズ全体における環境負荷の低減に向けた「ガイドライン」を策定。製造に関わる全ての組織が本ガイドラインを遵守します。
衝突回避運用の実施
運用中の衛星と他の軌道上物体との衝突確率が十分安全なレベルになるように、衝突回避運用を実行します。
運用終了後の確実な廃棄
衛星の運用終了後、十分に高い成功率で一定期間内に軌道外に廃棄します。※低軌道衛星の場合は高度を下げて大気圏に突入させます。
安全な大気圏突入
廃棄のために低軌道衛星を大気圏に突入させる際、残存物が地上に落下するリスクが十分安全なレベルになる材料の選定や構造設計を実施します。
国際標準の確立および普及への貢献
調欧州が中心となって立ち上げ、日本も主体的に関わろうとしている、宇宙事業者向けサステナビリティ評価制度SSR(Space Sustainability Rating)の趣旨に賛同し、実効的な評価指標の確立と業界への普及に積極的に貢献します。
※アクセルスペースは、ベータテスターとしてSSRの設立に貢献しました。
D-SAIL
迅速な軌道離脱を実現
―低軌道衛星のラスト・ミッション―
膜面展開型デオービット機構(D-SAIL)は、アクセルスペースとサカセ・アドテック株式会社が共同開発した軌道離脱装置です。大きな膜面を展開し、軌道上に存在する薄い大気による抵抗を利用して、衛星を速やかに軌道から離脱。運用終了後の衛星のスペースデブリ化を防ぎます。
本機構は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の革新的衛星技術実証4号機に搭載され軌道上実証が行われる予定です。同機構は、2024年3月に打上げた「PYXIS」以降、当社グループが開発する汎用バスシステムに標準搭載しております。
